(番組公式サイトより)
2014年3月31日でタモリの番組 『笑っていいとも!』が32年間の歴史を閉じました。
『笑っていいとも!』は、正式な番組名は『森田一義アワー 笑っていいとも!』ですが、放送が開始された32年前は 『笑っていいとも!』だけだったと記憶しています。 『笑っていいとも!』の後番組でしたから。
「偉大なるマンネリ」とでもいうべき番組となっていたので、もう20年近くほとんど見ていませんでしたが、さすがに最終回だけは万難を排して見てみました。お昼はビートたけしとの爆笑の掛け合い、夜はグランドフィナーレで番組にかかわった芸人が大量にゲスト出演。
1980年代後半のバブル期のフジテレビがすごかった。『オレたちひょうきん族』などほんとに勢いがありました。本社を移転してからは、なんだかパッとしない印象ですが・・
それにしても、32年間つづいたというのは偉業ですね。32年前のフィルムをみると、タモリもじつに若い。さきに「偉大なるマンネリ」と書きましたが、32年間続いたということは、それだけ安定したフォーマットになっていたということでしょう。もちろん、時代の変化にあわせて。マイナーチェンジを加えながら。
引き際が美しいですね。惜しまれつつ去るという美学。ほんとうの理由は別にあるのかもしれないが。プロジェクトとしてはタモリ一人の力だけではなく、チームとしての功績であったというべきでしょう。
現在は「いいとも!」よりも「いいね!」の時代かもしれませんね。「いいね!」とは SNS のフェイスブックで使用されているものです。英語の「Like !」を日本語化したものです。
無理やりテンション高めるよりも、さりげなく「共感」を示すほうが、いまの時代にあっているという気もしないではありません。
このように、『笑っていいとも!』の終了は、一つの時代が終わったという感じではなく、多くの時代にまたがって32年という感じもします。それだけ、バブル前夜からバブル時代、バブル崩壊、失われた20年、「3-11」と、じつに多事多難な時代であった32年。
なにはともあれ、タモリさんにはお疲れ様でしたと、この場を借りてお伝えしたいと思います。
<関連サイト>
『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ 番組公式サイト)
笑っていいとも! グランドフィナーレ アルタビジョンでも放送 ダウンタウンと爆笑問題共演で「一緒で大丈夫なのか?」
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「三日・三月・三年」(みっか・みつき・さんねん)
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『ちょっと本気な 千夜千冊 虎の巻-読書術免許皆伝-』(松岡正剛、求龍堂、2007)で読む、本を読むことの意味と方法
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