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2013年9月17日火曜日

2020年に東京オリンピック開催決定!-すくなくとも7年後の「目標」をもてるようになった


2020年にオリンピック開催地が東京に決定しました。開催決定から1週間たって、だいぶ落ち着いてきたのではないでしょうか。

オリンピック開催がウェルカムであるのは経済効果もさることながら、日本人の「マインド不況」が解消される可能性があるからです。ネガティブな思い込みという障害が取り除かれるということです。

東京都によれば経済効果は3~5兆円と推計されていますが、GDP(=国内総生産)が500兆円規模の日本経済にとっては、せいぜい 1%以下に過ぎませんし、東京圏以外にどこまで波及するのか見えにくいのが難点ですね。

「高度成長」時代の1964年当時と、「少子高齢化」時代の2020年では56年の年月の違いがあるだけでなく、日本経済の内容も大きく変化しています。

経済規模でいったら、50年で実質値ベースではGDP(=国内総生産)は約5倍に拡大しています。すでに「先進国」であるわけですから、高成長が望めないのは当然といえば当然でしょう。

たとえ経済効果がそれほどではないにせよ、7年後の「目標」ができたことは、とりわけビジネス関係者にとっては朗報といえましょう。そうでなくても先の読みにくい世の中ですから。

いっぱんに「元気」がないのは「不安」があるからですが、そうでなくても不安になりやすいのが日本人。日本人にとっては、先が見通せるということは最大の不安解消策であるといっていいでしょう。

もちろん、7年後ですからそれまでは紆余曲折であることが予想されます。とはいっても、将来が予見できて、将来に備えがある状態にあれば、不安は解消され元気も戻ってくるはずです。

ビジネス手帳に予定を記入できると安心するのと同じですね。

これで会社も元気になるし、ビジネスパーソンも元気になると期待したいものです。

2020年というのもなんだかすごく切りがいい。アジア風の英語で表現すれば Twenty Twenty と語呂もいい感じです。(*英米風なら Two Thousand Twenty)


「7年後」という未来

2020年は7年後ですが、7年後というのも企業経営においてはなかなか微妙なものがあります。

10年後ではやや先の話であるし、3年後ではあまりにも近い。変化の激しい時代ですから中期経営計画も5年先は難しいので3年計画にしている会社も少なくないと思いますが、3年というのは比較的見通しやすい期間といえるでしょう。

その意味では7年後というのは遠からず近からず、しかしかならず到来する未来である、と。

7年後の2020年に確実なことは、自分自身が7つ年をとるということであり、会計年度をとる会社も7期たつということです。

当たり前といえば当たり前ですが、この7年間をどう活用しつくすかで、2020年後が決まってくるように思います。


むしろ「パラリンピック」に注目したい

取り組まなければならないのは、2020年後の日本でどうマネジメントしていくかではないでしょうか? そのために個人や企業はどう取り組むべきか

もちろん一個人や一企業で取り組める課題ではありませんが、一過性のお祭りであるオリンピックのあと、つまり「祭りのあと」の日常生活をどうしていくかが大きな課題だと思います。

わたしはオリンピックもさることながら、パラリンピックに大いに注目したいと思います。

昨年のロンドン・オリンピックで注目した人も少なくないと思いますが、成熟した先進国ではパラリンピックへの関心が高いものです。それはバリアフリー、あるいはユニバーサルデザインという発想と重なるものがあるからです。

これは機会に東京をバリアフリー都市にする絶好のチャンスですし、ひいては東京を牽引車にして日本全体をバリアフリー化するキッカケになるのではないかと。

バリアフリー化は障害者だけでなく、幼児や妊婦、高齢者まで含めた人にやさしい都市づくりを意味しています。

もちろん、施設だけでなく製品やサービスまでふくめて捉えるべき課題です。いままでない新たな製品やサービスの市場をつくりだすことも可能かもしれません。おもてなしだけがサービスではありません。

それが自分自身の、自社の、そして日本全体のソフトパワーとなるのです。ハードパワーではなくソフトパワー。

東京都と日本政府には、たんなるハコモノ投資ではなく、ぜひ2020年後の日本を構想した、そんな東京改造計画に着手していただきたいものです。


個別企業や個人としてはなにをすべきか?

あとは個々の企業単位、個人単位でいかに7年後にゴールを設定して計画的に、戦略的に生きていくかが問われているのです。

ただし、重要なことは「希望的観測」のワナに陥らないことです。

必要なのは「希望」ではなく、たとえ困難な状況であっても生き抜く「勇気」です。「希望」は簡単に泡と消えてしまいますが、どんな状況であれ「勇気」と「元気」さえあれば切り抜けていくことはできるからです。

2020年の日本全体の目標は与えられました。その目標をどう自分と自社に活かしていくかは、自分自身の問題として捉えなくてはなりません。つまり当事者意識が不可欠だということです。

みなさんは2020年にむけてどのような計画を立てていきますか?



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経営計画の策定と実行は、「自力」と「他力」という仏教の考えをあてはめるとスムーズにいく

PDCA (きょうのコトバ)




(2012年7月3日発売の拙著です)





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