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2012年11月30日金曜日

【セミナー終了報告】 「異分野のプロフェッショナルから引き出す「気づき」と「学び」 第1回-プロのバレエダンサーから学ぶもの-」(2012年11月29日開催)



 「異分野のプロフェッショナルから引き出す「気づき」と「学び」 第1回-プロのバレエダンサーから学ぶもの-」(2012年11月29日開催)が無事に終了しました。

ビジネス以外の異分野からいかに「学び」を引き出すかというテーマで、ホスト役(あるいはMC)のわたし(=佐藤けんいち)が、「対話」をつうじて、ゲストのKayano Ballet Studio 主催のバレエ教師 河合かや野さんから、みなさまの「気づき」と「学び」となるような話を引き出すトークライブ形式のセミナーです。

2時間という短い時間はあっというまに過ぎてしまいますので、しかもバレエはビジネスとはまったくの異分野なので、なかなか深掘りできなかったが残念でしたが、参加した皆さまには満足していただけたようです。

プロのバレエダンサーでバレエ教師の河合かや野さんとのコラボでは、今後さらにテーマを絞り込んで実施したいと思います。

上達論などトレーニングやメンタルにかんするトピックなどワークショップ形式も検討したいと考えております。上達論は、部下としてだけでなく、上司にとっても部下の指導法を身につけるために必須のものです。

また、「異分野のプロフェッショナルから引き出す「気づき」と「学び」についても、今回のバレエ以外の分野でも、ビジネス以外のさまざまな分野のプロフェッショナルな方々とのコラボも実現したいと考えております。

なお、冒頭に掲載した写真はセミナー後の懇親会のものです。参加型のセミナーではありますが、セミナー最中はどうしても講師のしゃべりが圧倒的な部分を占めてしまします。

懇親会ではアルコールも入るので、さまざまな話題で盛り上がりました。むしろ懇親会のほうが、身のあるものになるのかもしれないのがセミナーの面白いところですね。

次回以降もぜひご期待ください。


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2012年11月26日月曜日

書評 『「アジアで儲かる会社」に変わる30の方法-「アジアのやり方」を徹底的に理解し確固たる戦略をもって進出せよ-』(森辺一樹、中経出版、2012)-海外進出は「アウェイでの戦い」である



中堅中小企業経営をとりまく外部環境の変化のなか、海外進出に活路を見いだす方向を選択することは重要な戦略となっています。

とはいえ、海外でのビジネス展開は、慣れ親しんだ国内マーケットという「ホームでの戦い」とは異なり、文字通りの「アウェイでの戦い」です。

海外進出がはじめての中堅中小企業にとっては、「アウェイでの第二創業」という位置づけで取り組むべき、困難かつ重大な全社レベルでの経営課題となるのです。

この本もまた、「アウェイでの戦い」についての重要なポイントを指摘してくれています。

「アジア」といっても、この本は中国を中心にしてますが、日本の常識が通用しないという点においては、日本というホーム以外はすべてアウェイなのです。

ささっと読めてしまうので、あまりアタマのなかに残らないかもしれないのが難点ですが、この本に書かれていることは、アジアビジネスに乗り出そうとしている人は心しておきたいものです。

もちろん、進出先の国ごとに押さえておかねばならないポイントは本書に書かれていない項目が多数あります。しかも、本書の内容はとくに明記されていませんがB2C(=一般消費者向け)ですので、日本の中堅中小企業の強みであるB2B(=法人向けビジネス)への言及が少ないのがネックです。

あくまでも、アジアというアウェイでは日本というホームの常識が通用しないという教訓書として読むべきだといっておきます。

とはいえ、アウェイでの戦い方を知るには、手頃な読み物だといっていいでしょう。






目 次

はじめに
第1章 アジアビジネスのやってはいけないルール
第2章 アジアで“しっかり売って儲ける!”ための意識改革
第3章 アジアで強い会社にするための提言
第4章 すべての日本企業がグローバル化できるために覚えておきたいこと
おわりに

著者プロフィール 

森辺一樹(もりべ・かずき)
1974年、神奈川県生まれ。法政大学経営学部卒。大手医療機器メーカーを経て、2002年、香港にて Strategic Decision Initiative (HK)Ltd. を起業、Co-CEO に就任。その後、中国に100%子会社の Strategic Decision Initiative (SZ)Ltd. を設立、董事に就任。2007年、ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ株式会社として、本社を東京へ移転。代表取締役社長兼CEOに就任し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。


<ブログ内関連記事>

アジア進出に際しては「失敗事例」を押さえたうえで「成功方法」を考えよう-『なぜ中小企業の中国・アジア進出はうまくいかないのか?』 と 『アジアで成功する企業家の知恵』を読む





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2012年11月25日日曜日

【セミナー告知】 「異分野のプロフェッショナルから引き出す「気づき」と「学び」 第1回-プロのバレエダンサーから学ぶもの-」(2012年11月29日開催)


みなさん、来たる 11月29日(木)に渋谷でセミナー開催します!

「自分とは異なる専門分野からいかに学ぶか?-大人のための "学び心” の引き出し方」-2011年11月29日の午後7時から「異色コラボによるセミナー」を開催!ですでに告知いたしましたが、内容が確定しましたのでお知らせいたします。

タイトルは以下のように変更になります。

「異分野のプロフェッショナルから引き出す「気づき」と「学び」 第1回-プロのバレエダンサーから学ぶもの-」 ⇒ https://www.facebook.com/events/129979750486573/

異分野からいかに「学び」を引き出すかというテーマで、ホスト役のわたし(=佐藤けんいち)が、「対話」をつうじて、ゲストのKayano Ballet Studio 主催のバレエ教師 河合かや野さんから、みなさまの「気づき」と「学び」となるような話を引き出します。

わたし自身はビジネスの世界に四半世紀かかわっている人間であり、組織人事の分野でビジネスキャリアを開始したわたしは、基本的にヒトの観点からさまざまなプロフェッショナル・サービスを提供する仕事に従事してきました。

バレエは舞台を何回か見ただけで、バレエはやったことはありません。この点は、参加されるみなさんとは大きな違いはないと思います。

一方、河合かや野さんは、プロのダンサーとしてバレエの世界で長く活躍されてきた方です。現在は活動の中心を教育に置かれています。このキャリアをつうじて、「楽しみとしてのバレエ」、「プロのダンサーとしてのバレエ」、「教師としてのバレエ」という3つのフェーズをすべて体験されています。

ビジネスとは異なる専門分野であるバレエでキャリアを積まれてきた河合かや野さんから、「キャリア」や「プロフェッショナル」そして「目標設定と上達」といった観点から「対話」を行うことで、ビジネスとバレエとの共通点や相違点について明らかにしていきたいと思います。

バレエというと日本では、かならずしもポピュラーな分野ではありませんが、けっしてビジネスはじめその他分野にいる方とは縁のない世界ではないことを理解していただけるものと考えております。

この「対話」をつうじて、自分とは異なる専門分野からいかに「気づき」をもらい、「学び」を得るかという方法論そのものにも迫りたいと思います。

なお、比較的少人数のセミナーですので、全員参加型のワークショップ的な要素も取り入れることになると思います。

バレエにはとくに関心のない方も興味深い内容のセミナーとなると思いますので、ぜひご参加いただけるようお願いいたします。

場所は、渋谷のT's フラッグ(文化村通り)です。

もちろん、セミナー修了後は、おいしい食事と飲み物の懇親会(交流会)も予定しています。もしかして、交流会こそ、異なる専門分野のひとたちのあいだでの学びを共有する場かもしれませんね。

イベントの概要は以下のとおりです。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////
イベント名: 「自分とは異なる専門分野からいかに学ぶか?-大人のための "学び心” の引き出し方」
日時: 2012年11月29日(木) 19:00~21:00 (18:30 開場)
場所: T's フラッグ渋谷(渋谷区宇田川町33-6)
会費: 3,000円
募集定員: 15人
*「交流会」の場所は、近くのイタリア料理店を予定しています(予算は飲み物含めて4,000円程度)
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////

ぜひみなさまのご参加をお待ちしております。

お問い合わせとお申し込みfacebookページの該当ページで「参加」を押していただくか、あるいは直接メールでわたしあてに申し込んでいただいても構いません。⇒ ken@kensatoken.com コピーして送信お願いします。


なお、河合かや野さんについては、FBページ https://www.facebook.com/KayanoBallet 
もご参照してください。






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2012年11月19日月曜日

「自分とは異なる専門分野からいかに学ぶか?-大人のための "学び心” の引き出し方」-2011年11月29日の午後7時から「異色コラボによるセミナー」を開催!



来たる11月29日(木)の午後7時から、異色コラボによるセミナーを開催します! https://www.facebook.com/events/129979750486573/

今回のコラボの相方は、Kayano Ballet Studio 主催のバレエ教師・ 河合かや野 さん。大人から子どもまで幅広くバレエの指導を続けてこられた方です。

そして今回のテーマは、「自分とは異なる専門分野からいかに学ぶか?-大人のための "学び心” の引き出し方」です。

代表作が『宮本武蔵』で国民作家であった吉川英治の名言に、「われ以外みな師なり」というものがありますが、自分とは異なる専門から積極的に学ぶことをしている人は意外と多くないようですね。
  
マネジメント(=佐藤けんいち)とバレエ(=河合かや野)という、いっけんまったく異なるフィールドを専門としてきた二人が、「自分とは異なる専門分野からいかに学ぶか?」というテーマをトークライブをつうじて深掘りしてみたいと思います。

できるだけ専門用語は避け、一般の方々でも理解できるように、マネジメントの話とバレエの話を展開したいと考えております。マネジメントの世界とバレエの世界がどうつながるかは、当日のお楽しみに。

もちろん、セミナー修了後は、おいしい食事と飲み物の懇親会(交流会)も予定しています。もしかして、交流会こそ、異なる専門分野のひとたちのあいだでの学びを共有する場かもしれませんね。

イベントの概要は以下のとおりです。

//////////////////////////////////////////////////////////////////////////
イベント名: 「自分とは異なる専門分野からいかに学ぶか?-大人のための "学び心” の引き出し方」 
https://www.facebook.com/events/129979750486573/

日時: 2012年11月29日(木) 19:00~21:00 (18:30 開場)

場所: T's フラッグ渋谷(渋谷区宇田川町33-6)
会費: 3,000円
募集定員: 15~20人


*「交流会」の場所は、近くのイタリア料理店を予定しています(予算は飲み物含めて4,000円程度)
*会場では、佐藤けんいちの著書即売会とサイン会も行います
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お問い合わせとお申し込みはfacebookページの該当ページで「参加」を押していただくか、あるいは直接メールでわたしあてに申し込んでいただいても構いません。⇒ ken@kensatoken.com コピーして送信お願いします。

なお、河合かや野さんについては、FBページ https://www.facebook.com/KayanoBallet 
もご参照してください。






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2012年11月13日火曜日

書評 『進化する教育-あなたの脳力は進化する!-(大前研一通信特別保存版 PART VI』(大前研一、ビジネス・ブレークスルー出版事務局=編集、2012)-実社会との距離感が埋まらない教育界には危機感をもってほしい



「大前研一通信特別保存版」の最新版である。「R+」(レビュープラス)からの献本をいただいて、今回は「電子書籍版」で読んでみた。

本書は、既存の日本の教育に対するアンチテーゼとして大前研一が実践してきた大学教育と大学院教育について、その軌跡を記したものである。

その実践的教育とは、「自らが学長に就任し設立した100%オンラインのみで経営学士を取得できる、日本唯一の大学:ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学」である。BBT大学大学院は、「本邦初の遠隔教育法によるMBAプログラムを開講」している。

MBA教育にかんしては、BBTとオーストラリアのボンド大学との提携により、海外MBAの取得も可能なBOND-BBT MBA(ボンド大学大学院)も開設している。

先の読めない現代において必要なのは、「自分のアタマで考えて自分で行動すること」。そして、問題解決のために仲間をつくり、ネットワークをつくり集合知をつくりあげること

このために必要なのは、リーダーシップであり、英語によるコミュニケーション能力、そして論理的思考能力であり、そしてマネジメントとITにかんする実践知識である。

このように書いていると、当たり前といえば当たり前に響くが、大前研一の取り組みで注目すべきはネットをフル活用した教育方法にあるといっていいだろう。

それは先にも触れたように、ほぼ100%オンラインのみで完結する大学であるということだ。

AC(エアキャンパス)という、ネット上で双方向の対話を可能とする教育空間は、フェイスブックのグループ機能などを日常的に使用していれば、その有効性については十分に納得のいくものだと思う。

わたし自身はBBT大学は受講したことはないが、リアルの教室以上に議論が活発になり、むしろ遠隔地に住んでいる者どうしのほうが親密になりやすいことは、大前研一や受講生たちの指摘するとおりだと思うのはそのためだ。

この意味で、本書に書かれた取り組みについては、これからBBTで学ぼうとする学生予備軍はもとより、既存の教育機関で教育に携わっている教育者や学校関係者こそ読むべきなのである。

オンラインでできること、オンラインのほうが効率的なことを十分に理解することによって、オフラインの教育の意味も再発見されるからだ。

既存の教育の世界にいる人こそ、とくに第2章と第3章を読んで大いに危機感を抱いてほしいと思う。

そうでなくても実社会との距離感が埋まらない教育界である。教育界自身の生き残りのためというよりも、日本と日本人が生き残るための必要な教育体制に転換することが求められているためだ。

教育界には一刻も早く目覚めて欲しいのだ。






目 次
はじめに
第一章:【21世紀の学びへ】
第二章:【進化する大学】 ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学
第三章:【進化する大学院】 BBT大学大学院、BOND-BBT MBA 
第四章:【進化する学び】 大前研一の発信から学ぶ -Teach(教える)からLearn(学ぶ)への深化
おわりに
*詳細な目次などは 公式サイト http://keigan.info/ も参照。



<ブログ内関連記事>






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2012年11月11日日曜日

京都で「海外でのビジネスと生活:バンコク編」について講演(2012年11月2日)



「海外でのビジネスと生活:バンコク編」と題して、11月2日(金)に京都でしゃべりました。そのときの写真です。 

相方の坂井よしおさん(京都在住)が、インドネシアのジャカルタ編。坂井さんは、『インドネシア駐在3000日』)連合出版)の著者。本が出版された時点では「駐在3000日」でしたが、その後も引き続き駐在してましたので、合計4,200日強とのことです。

観光や出張で訪れるタイ王国のバンコクやインドネシア共和国のジャカルタは、じっさいにそこに住んで仕事をするのとは180度違うといってもいいのです。

なんせ、「ホーム」ではなく、「アウェイ」なんですから!

坂井さん(京都在住)とは来年になってから東京でジョイントセミナーやろうという話もしています。そのときぜひおいでくださいね!

京都は、「西日本縦断ツアー」(2012年10月27日~11月2日)で訪れた最終目的地。今回訪問した鹿児島、広島、松山、岡山、京都の各地方都市の皆様、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。そう遠くないうちに再会できることを楽しみにしております。

また、上記以外の地方都市にもセミナーや講演会、あるいはコンサルティング等をつうじて、ぜひ訪問したいと考えております。気軽にお声がけしていただければ幸いです。

お問い合わせは、http://kensatoken.com/contact.htm をご参照ください。


<関連サイト>

「ビジネスマンが語るタイ王国のいま」(2012年2月15日放送)
・・インターネットTV『原麻里子のグローバルビレッジ』にて筆者が出演してしゃべったときの映像


<ブログ内関連記事>

書評 『インドネシア駐在3000日 (新版)』(坂井禧夫、連合出版、2012)-インドネシアといえばこの一冊。付録のインドネシア語のことわざ200も面白い

「西日本縦断ツアー」(2012年10月27日~11月2日)の全日程を終了しました-10日間のあいだに考えたこと





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2012年11月5日月曜日

「西日本縦断ツアー」(2012年10月27日~11月2日)の全日程を終了しました-10日間のあいだに考えたこと

(広島セミナーにて)

「出版記念イベント」 として企画した、鹿児島から始まって京都まで移動した「西日本縦断ツアー」2012年10月27日~11月2日)の全日程を終了しました。

おかげさまで、一部でにわか雨がちらつくことがあったものの全行程で好天に恵まれ、事故もなく過ごすことができたことを感謝いたします。

鹿児島までは航空機で「空」から入りましたが(・・今回はじめてANAのB787を体験できました!)、鹿児島から京都、そして京都からの帰還は、広島と松山のあいだのフェリーによる「海」路をのぞいて、すべて高速バスによって「陸」路で移動しました。

いわば「陸海空」すべての移動手段で、東京以西の地方都市をめぐったこととなりました。


地方都市とはなにかについて考える

地方出身であるとはいえ、現在は千葉県を活動拠点としている関係上、どうしてもわたしは東京中心の活動と、それにともない東京中心の視点になりがちです。

しかし、10日間連続で地方都市をめぐり、そこに居住して仕事をしているビジネスパーソンの方々と交流し、意見を交わす機会をもったことで、わたし自身の視野もあらためて拡がることができたのではないかと思っています。

アメリカでもニューヨークは別格の存在ですし、タイにおいてもバンコクは別格の存在です。同様に日本においても東京はその他の地方都市よりも規模的に大きいだけでなく、人口減少のつづく現在の日本にあっても、いまだに人口流入が続いている点においても別格の存在であることがわかります。

この日本において、「地方都市」の存在とは何であるかを考えることは、日本の将来について考えるうえで、きわめて重要な意味をもっているといっていいと思います。


地方都市の性格と構造の共通性-路面電車が走る城下町

今回のツアーでは、「地方都市」の性格と構造について知る機会ともなりました。

千年の古都であった京都は別にして、今回訪問した鹿児島、広島、松山、岡山に共通するものがあることが、旅を続けるフィールドワークのなかで確認することができました。

それは、いずれも「路面電車が走る城下町」である、ということです。

各都市をバラバラに回っていたときには気がつきませんでしたが、こうやって連続して訪問することによって見えてきたのが、「路面電車が走る城下町」という性格です。

(鹿児島市内 天文館)

もちろん、現在では路面電車が廃線になってしまった都市も少なくありませんが、西日本では現在でも路面電車が市民の足としてフル稼働している都市が少なくありません

(広島市内 宇品港)

ヨーロッパでは路面電車(tram)は当たり前の風景ですが、残念ながら東京では一つを残して全面廃止、大阪でも京都でも一部で路面電車的な存在があるに過ぎません。

(松山市内 松山市駅前)

路面電車が都市の性格と個性をつくりあげているということは、おおいに認識しておくべきことでしょう。

(岡山市内 城下)

また、地方都市がいずれも城下町であるという点。これもまた、バラバラで回っていると忘れがちですが、連続して回っていると気がつく点です。

地方都市が城下町であるということは、つまり前近代社会において日本は封建制であったということを意味しています。

封建制においては、土地を基本として封建領主のもとで産業振興が図られたわけですが、その意味において近代化を達成できたのが、ヨーロッパと日本であることはアタマに入れておくべきことなのです。

封建制があったからこそ、日本は近代化をスムーズに進展させることができたのです。


地方都市の個性を活かし積極的に打って出る

日本の未来を考える際、もちろん少子高齢化という人口減少が中心的テーマにくることは否定できませんが、都市の個性について認識し、古き良きものは残しつつ、積極的に革新的な取り組みを行うことが必要なことは言うまでもありません。

その意味では、明治維新後、東京への遷都によって衰退した京都がいかに復活したか、そして観光以外の産業においても独自の存在を示しているかは、「京都モデル」が大いに参考になるでしょう。

「京都モデル」については、このブログでは、書評 『京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか』(堀場 厚、講談社、2011)-堀場製作所の社長が語る「京都企業」の秘密 に書いておきました。

「京都モデル」のエッセンスとは、「狭い地域で共存共栄していくためには、お互いの領域を侵犯することなく、自らの強みに特化して、市場は海外もふくめた京都以外に求め」ることからでてきたものです。

これは京都だからこそできたとは思いません。東京以外の地方都市には、いずれも背景は共通したものだとわたしは考えています。東京を見るよりも、京都を見るべきであり、さらにいえば日本の外を見るべきだということです。

今回の「縦断ツアー」では、日本の地方都市のすべてを訪問したわけではありませんし、地域的にも西日本だけですので一般化はできませんが、「京都モデル」は日本の地方都市で応用可能であるという認識を強めることができました。

このほかにも、地方都市に生きている皆様との交流をつうじて得た気づきや学びはたくさんありますが、今後さまざまな形で書いていきたいと考えております。

以上、とりあえず簡単ながら「西日本縦断ツアー」(2012年10月27日~11月2日)の報告とさせていただきます。

今回訪問した鹿児島、広島、松山、岡山、京都の各地方都市の皆様、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。そう遠くないうちに再会できることを楽しみにしております。

また、上記以外の地方都市にもセミナーや講演会、あるいはコンサルティング等をつうじて、ぜひ訪問したいと考えております。気軽にお声がけしていただければ幸いです。

お問い合わせは、http://kensatoken.com/contact.htm をご参照ください。



<ブログ内関連記事>

「出版記念イベント」 として 「公開セミナー」の「西日本縦断ツアー」(鹿児島から京都まで)を実行します(2012年10月27日~11月2日)

書評 『京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか』(堀場 厚、講談社、2011)-堀場製作所の社長が語る「京都企業」の秘密

梅棹忠夫の『文明の生態史観』は日本人必読の現代の古典である!

書評 『封建制の文明史観-近代化をもたらした歴史の遺産-』(今谷明、PHP新書、2008)-「封建制」があったからこそ日本は近代化した!






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