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2012年11月11日日曜日

京都で「海外でのビジネスと生活:バンコク編」について講演(2012年11月2日)



「海外でのビジネスと生活:バンコク編」と題して、11月2日(金)に京都でしゃべりました。そのときの写真です。 

相方の坂井よしおさん(京都在住)が、インドネシアのジャカルタ編。坂井さんは、『インドネシア駐在3000日』)連合出版)の著者。本が出版された時点では「駐在3000日」でしたが、その後も引き続き駐在してましたので、合計4,200日強とのことです。

観光や出張で訪れるタイ王国のバンコクやインドネシア共和国のジャカルタは、じっさいにそこに住んで仕事をするのとは180度違うといってもいいのです。

なんせ、「ホーム」ではなく、「アウェイ」なんですから!

坂井さん(京都在住)とは来年になってから東京でジョイントセミナーやろうという話もしています。そのときぜひおいでくださいね!

京都は、「西日本縦断ツアー」(2012年10月27日~11月2日)で訪れた最終目的地。今回訪問した鹿児島、広島、松山、岡山、京都の各地方都市の皆様、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。そう遠くないうちに再会できることを楽しみにしております。

また、上記以外の地方都市にもセミナーや講演会、あるいはコンサルティング等をつうじて、ぜひ訪問したいと考えております。気軽にお声がけしていただければ幸いです。

お問い合わせは、http://kensatoken.com/contact.htm をご参照ください。


<関連サイト>

「ビジネスマンが語るタイ王国のいま」(2012年2月15日放送)
・・インターネットTV『原麻里子のグローバルビレッジ』にて筆者が出演してしゃべったときの映像


<ブログ内関連記事>

書評 『インドネシア駐在3000日 (新版)』(坂井禧夫、連合出版、2012)-インドネシアといえばこの一冊。付録のインドネシア語のことわざ200も面白い

「西日本縦断ツアー」(2012年10月27日~11月2日)の全日程を終了しました-10日間のあいだに考えたこと





(amazon で 2012年7月3日発売の拙著です)






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2012年6月1日金曜日

書評 『インドネシア駐在3000日 (新版)』(坂井禧夫、連合出版、2012)-インドネシアといえばこの一冊。付録のインドネシア語のことわざ200も面白い

■インドネシアといえばこの一冊

『インドネシア駐在3000日 (新版)』(坂井禧夫、連合出版、2012 初版 2002)が、昨日5月31日に出版されました。

初版以来10年、このたび2006年の改訂版のさらに再改訂版として、新版になっての再登場です。

新版には、あらたに「なぜいまインドネシアか?」と題した著者の文章が15ページ加えらましたので、たんなる新装版ではありません。じつに息の長い本です。

すでにお読みの方も、ぜひもう一度手にとっていただきたいと思います。

インドネシア経済にかんする一般書やインドネシア投資にかんする実務専門書はたくさんありますが、本書の特徴は、この本が出版された時点で、なんといっても 3000日、つまり約8年以上インドネシア現地に駐在していた本人が書いた体験記であるということにあります。

しかも、日本人は著者とその家族だけという環境で、日系企業の工場を立ち上げ、軌道に乗せた3000日の記録です。

著者本人から聞いた話ですが、インドネシア駐在員の世界では、「戦前・戦後」という表現がつかわれて、「戦友」意識を高め合っているようです。もちろん、「戦前」といっても67年前の戦争のことではなく、1997年のIMFショックの翌年に発生した「インドネシア暴動」のこと。この事件をキッカケに、スハルト大統領が退陣に追い込まれた大事件でありました。

著者もまた「戦前」と「戦後」をともに現地で体験した一人ですが、著者の体験は現在のインドネシアそのものではありません。とはいえ、本書が貴重な体験記であることは否定できません。

なぜなら、フェイスブックが普及し、日本のAKB48の姉妹グループであるJKT48(・・JKTは、ジャカルタの頭文字)が結成されるなど、消費市場が立ち上がり「新興国」としてふたたび大いに注目を浴びる存在になってきているインドネシアですが、現在でも製造業立地としての意味合いが大きいことと、ジャカルタのような大都市を除けば、地方生活はそれほど大きく変化しているわけではないからです。

なによりも、著者とその家族がインドネシア人のあいだで過ごした日々は、ハンパなものではありません。

これからインドネシアに現地駐在として赴任する予定の人は、ぜひ本書を読んだうえで、カバンのなかに入れて現地に旅立ってほしいと思います。

というのも、「インドネシア語のことわざ200」が付録としてついているからです。これは、かならずや現地で役に立つことでしょう。インドネシアと日本の発想法の違いと共通点を知ることが、インドネシア理解を大いに促進してくれることになるからです。ことわざは身を助けます。

すぐに読める面白い内容ですので、インドネシアにご関心のある方はぜひ!






目 次

「なぜいまインドネシアか?」
第1章  インドネシアに赴任して-驚きと経験
第2章 ご当地生活事情-いろいろあり過ぎて
第3章 私のインドネシア語修行-自分を外から眺める機会
-インドネシア語の学習
-呼び方と人間関係
-とっさの言葉
-インドネシア風発音
-間違いやすい言葉
第4章 ご当地駐在員心得-祖国への恩返し
-旅行と駐在の違い
-信頼関係を築くために


著者プロフィール
坂井禧夫(さかい・よしお)
1966年、京都市生まれ。1982年、航空自衛隊に入隊。1992年、航空自衛隊退職。1993年、民間企業の出向者としてインドネシアに赴任。2005年、帰国。現在はインドネシアで設立した会社を日本から営業面で支援している。法政大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。インドネシアから帰国後の現在は、自然治癒力回復スペース トリアーヴ(京都市)の院長。


<関連サイト>

自然治癒力回復スペース トリアーヴ(公式サイト)
・・「インドネシアから日本に帰国した坂井 禧夫(さかい・よしお)が治療院を開院しています。これまでは「電子機器の神経」を取り扱っていましたが、これからは「人間の神経」」を取り扱うことになりました。日本国内ではまだ法制化されていないアメリカ生まれのカイロプラクティックは代替医療としてようやく100年少しの歴史を持つまでになりました。comedical(コメディカル:医師・看護士以外の医療従事者)としての坂井をどうぞよろしくお願いします」(原文のまま) http://www.wakyomall.net/doc/torierve.html


<ブログ内関連記事>

「インドネシア投資セミナー」(日本アセアンセンター主催 2012年2月20・21日 東京・名古屋)が開催されます

「アジアの注目企業30」-どれだけ知ってますか?

アジア進出に際しては「失敗事例」を押さえたうえで「成功方法」を考えよう-『なぜ中小企業の中国・アジア進出はうまくいかないのか?』 と 『アジアで成功する企業家の知恵』を読む

書評 『「海洋国家」日本の戦後史』(宮城大蔵、ちくま新書、2008)
書評 『田中角栄 封じられた資源戦略-石油、ウラン、そしてアメリカとの闘い-』(山岡淳一郎、草思社、2009)
・・ともに、タイトルには直接でてこないが、日本の戦後史とインドネシアが密接な関係にあったことも重要なテーマの一つである

書評 『帰還せず-残留日本兵 60年目の証言-』(青沼陽一郎、新潮文庫、2009)
・・とくにインドネシアで大東亜戦争を闘った一般兵士たちとインドネシア独立戦争について






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2012年2月1日水曜日

「インドネシア投資セミナー」(日本アセアンセンター主催 2012年2月20・21日 東京・名古屋)が開催されます




日本アセアンセンター主催で、  「インドネシア投資セミナー(東京・名古屋)」が、東京では2012年2月20日(月)、名古屋では2012年2月21日(火)に開催されます。

人口規模でみると世界第4位の2億3千万人であるだけでなく、世界最大のムスリム(=イスラーム信者)人口をもつインドネシア。「新興国」として、いわゆるBRICs(=ブラジル、ロシア、インド、中国)につぐ成長が期待されている国でもあります。

また、日本の AKB48 の姉妹グループである JKT48 が誕生したのもインドネシア。ちなみに JKT はインドネシアの首都ジャカルタの略称ですが、製造業の生産基地としてだけでなく、消費市場としても成長中であることを如実に示している事実だといえましょう。

穏健なムスリム国であるインドネシアには大いに注目していただきたいものです。

以下に、ASEANセンターによるセミナーの紹介文を転載いたします。


◇◇--------------------------◇◇
「インドネシア投資セミナー(東京・名古屋)」のご案内
◇◇--------------------------◇◇

日本アセアンセンターは、インドネシア投資調整庁、インドネシア共和国大使館と共催にて、東京・名古屋で「インドネシア投資セミナー」を開催いたします。

世界第4位の2億3千万人におよぶ人口と日本のおよそ5倍の国土を有するインドネシアは、生産拠点としてはもちろん、市場としても魅力的な企業進出先として注目されています。豊かな資源と低廉で豊富な労働力を擁する同国経済は、昨年1-9月もGDP成長率6.5%と安定した成長を記録しています。

本セミナーでは、近年、注目の高まる二輪・四輪の裾野産業を中心に、インドネシア投資調整庁(BKPM)高官、ジャカルタ・ジャパン・クラブSMEJ中小企業連合会、さらに現地にて活躍される日系進出企業の方々に最新の投資環境をご紹介いただきます。
皆様の御参加を心よりお待ち申し上げております。

【東京会場】 

日時:  2012年2月20日(月)13:00-16:30
会場  ザ・プリンス・パークタワー東京 (東京都港区芝公園4-8-1)
http://www.princehotels.co.jp/parktower/access/

【名古屋会場】 

日時: 2012年2月21日(火)13:00-16:30
会場  名古屋商工会議所 (愛知県名古屋市中区栄2-10-19)
http://www.nagoya-cci.or.jp/meisho/soshiki_access.html

詳細・お申込みhttp://www.asean.or.jp/ja/invest/about/eventinfo/2011/2011-22.html
注)東京と名古屋で、それぞれ申込みフォーマットが異なりますのでご注意ください。

問い合わせ先: 日本アセアンセンター 投資部 TEL: 03-5402-8006
--------------------------


<関連サイト>

インドネシア共和国(外務省)

Liputan JKT48 di TV Jepang(JKT48を紹介した日本の報道番組 YouTube)
・・とにかく百聞は一見にしかず。まずはこのビデオを視聴してみましょう!


<ブログ内関連記事>

「ハラール・ビジネス・セミナー(入門編)」が開催されます(2012年1月11日 無料)





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2012年1月18日水曜日

アジア進出に際しては「失敗事例」を押さえたうえで「成功方法」を考えよう-『なぜ中小企業の中国・アジア進出はうまくいかないのか?』 と 『アジアで成功する企業家の知恵』を読む


これから「アジア」に企業進出を考えている中堅中小企業の社長やナンバー2は、まずは2011年に出版された本を2冊紹介します。

『なぜ中小企業の中国・アジア進出はうまくいかないのか?-「後悔しない」成功マニュアル-』(日経トップリーダー編、日経BP社、2011)

『アジアで成功する企業家の知恵』(増田辰弘/馬場 隆、めこん、2011)

出版されたのは『アジアで成功する企業家の知恵』のほうですが、読む順番は変えて『なぜ中小企業の中国・アジア進出はうまくいかないのか?』から読んだほうがいいいでしょう。

なぜなら成功談だけを読んでも、そのまま自分の会社にあてはめることが難しいからです。

『アジアで成功する企業家の知恵』は、一般的な成功法則というよりも、なんとかアジアで勝ち残っている中小企業を事例として取り上げています。

国内であれ、国外であれ、あたらしい事業というものはベンチャーである以上、絶対に成功する保証はどこにもありません。

しかも、国内で成功した経験をもっていると、逆に「成功の罠」にはまって、日本での成功法則が通用しない海外で手痛い失敗をしてしまう可能性がなくもありません。

なぜ失敗したのか、失敗をどう乗り越えて現在の成功に結びつけたのかを知る方が、じつは「急がば回れ」で実り多いこともあります。

成功した事例より、失敗した事例のほうがじつは多いのですが、オモテにでてこないだけなのです。もちろん、本として取り上げられるのは、過去に失敗はしたが、現在は成功しているという事例が中心になります。そうでなければ、喜んで失敗談を語ることはないでしょうから。

 『なぜ中小企業の中国・アジア進出はうまくいかないのか?-「後悔しない」成功マニュアル-』(日経トップリーダー編、日経BP社、2011)の目次を紹介しておきましょう。

中国と東南アジアのベトナム、タイ、インドネシアを取り上げています。

中国       

迷っているなら、まず動き出す 
進出はここから始める
絶対に手を抜けない 
成功に導く「人」「モノ」「金」
進出のメリットを最大限に発揮 
社長力で事業を加速する
現地で誰もが悩まされる 
トラブルはこうして克服
100人アンケート調査 
中国の中小企業社長の本音

アジア            
         
「チャイナ・プラス・ワン」筆頭の実力は本物か?
ベトナムでの勝ち方
企業集積は「名古屋並み」で町工場、非製造業に商機 
タイからアジアを攻略
人口世界4位、2億3800万人の需要が立ち上がる 
インドネシア進出のコツ

わたしがつよい印象を受けたのは、社長の「対話力」がカギだという指摘がされている点です。「あ・うん」の呼吸がいっさい通用しないのが海外。これは中国だけでなく、東南アジアでも同じことです。キチンと相手の言うことに耳を傾けて、しかも言うべきことは言うという姿勢が求められます。

とはいえ、同じ人間どうし、共感するチカラがものを言うのは日本でも海外でも同じです。ここで働くのは、人間力そのものでしょう。

しかし、気が抜けないのもまた海外。海外進出とはホームでの戦いではなく、あくまでもアウェーでの戦いなのです。プレッシャーに耐え抜く精神力も重要です。

語学については、実践的なアドバイスがコラムのなかで紹介されています。「NHK中国語講座の4月と5月」だけで十分だ」、と。要は、信頼できる現地パートナーを見つけることが大事。なんといってもアウェーなのですから、日本の常識は通用しません。


『アジアで成功する企業家の知恵』(増田辰弘/馬場 隆、めこん、2011)は、長年アジアで活躍する企業家を取材してきたジャーナリストの取材記録を編集したもの。

ヒト・モノ・カネの経営資源では大企業の劣る中小企業が、海外で成功するには、具体的にどんなアタマの使い方をしているかの実例が多数紹介されています。

目次を紹介しておきましょう。

第1部 ビジネスマンのためのアジア情報
             大づかみに知るアジアの変化
アジア・ビジネスで失敗しないために
変化を続ける中国-驚きの12連発
タイで実感する最新アジア-驚きの8連発


第2部 企業実践編-アジアで成功する企業人の知恵

既存のビジネスインフラの活用
日本で一番少額でのアジア進出を追求
ワンストップサービスで日本企業の進出を支援
海外人脈のつくり方、生かし方
日本式サービスを直移転
食品産業の成功のカギは機密保持
21世紀型のアジア企業を追求
リスク情報を顧客に定期便で届けて共存共栄

第3部 特別編-将来を見据えて   

日本企業を超える複合的経営
系列のしがらみを越えアジアへ展開
アジアのその次を目指しインドに進出

この本には成功例しか書いてありませんが、「第2部 企業実践編-アジアで成功する企業人の知恵」には、いずれも一筋縄ではいかない成功への軌跡が書かれています。貴重なアドバイスも含まれています。

要は、人まねではなく、自分のアタマで考えつくすということの重要性が強調されています。独自の取り組みでなら、ヒト・モノ・カネに不足するものがあっても道は開ける、と。


面白いのは、「第3部 特別編-将来を見据えて 日本企業を超える複合的経営」で紹介されているタイの会社です。「技術は日本並み、経営はグローバルスタンダード」というコンセプトは、ある意味ではアジアで成功するカギを一言で言い切っているかもしれません。

なんども繰り返しますが、社長が自社の事業に精通している当然だとしても、海外においてその成功法則がそのまま通用するわけではないことです。みな、いずれも手探りで切り開いていったことがわかります。


とはいえ、日本にはすでにないチャンスが転がっているのが、海外、とくにアジアです。ぜひ、アジアで成功をつかんでいただきたいものだと祈念してやみません。










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