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2015年8月30日日曜日

書評 『プロフェッショナル シンキング-未来を見通す思考力-(BBT大学シリーズ) 』(宇田左近・平野敦士 カール・菅野誠二、大前研一=監修、ビジネス・ブレークスルー大学=編、東洋経済新報社、2015)-若手ビジネスパーソンが不透明な時代を生き抜くための思考法入門書


『プロフェッショナル シンキング(BBT大学シリーズ) 』(大前研一=監修、ビジネス・ブレークスルー大学=編、宇田左近・平野敦士 カール・菅野誠二、東洋経済新報社、2015)は、大前研一氏が創設したネット大学BBTの教授陣が執筆したビジネス書です。

帯には、「すべても日本人必読!」と書いてありますが、じっさいは20歳代のビジネスパーソン向けというべきでしょう。ある意味では「ビジネス教養書」とでもいうべき内容の本です。

この本の使い方は、まず最初に「目次」を読んでから、誰が執筆しているのか、執筆者のバックグラウンドは何か、得意分野は何かを把握した上で、順番にとらわれることなく読んでみるのがいいでしょう。これは、すべてを自分のアタマで考えるクセを身に着けるのは必要なことです。

第3章から5章 「市場の未来」を見通す思考法について、第5章の「プラットフォーム戦略」については、これを読めば大雑把なところは把握できるので読んでおきたいところです。フェイスブックやアップル、グーグルなど、成功している米国企業にはプラットフォーム戦略が活かされているのに、日本の大企業には成功例が少ないのか考えてみるキッカケになるでしょう。

全体的に外資系コンサル特有の英語由来のカタカナ語が多すぎて、ややうっとおしいことは否定できません。不必要なまでのカタカナ語は、じっさいの日本のビジネスシーンではつかわないほうが賢明であることは言うまでもありません。ただし、相手を煙に巻きたい場合はその限りではありませんが・・・。

第6章から第8章のタイトルは、正直いって抽象的すぎて、なんだかとっつきにくい印象を受けるので敬遠したのは否定できません。とはいえ、書いてある内容は現実に立脚していて興味深いし、著者自身もかかわった事例もあり、具体例を読めばアタマにすっきりと入りやすい。なんだ、そういうことを言っているのか、と。それは重要な切り口だな、と。

若手ビジネスパーソンが本書の内容をそのまま自分のビジネスのなかで使いこなすのは、なかなか難しいのではないかという印象を受けます。

そのためには、各章に設定されている「読者への問い」を読み飛ばさずに、真剣に考え抜いてみる必要があるでしょう。それが仕事を「他人ごと」ではなく、「自分ごと」として捉えるための必須の毎度セットでありスキルというべきでしょう。自分のアタマで考え、自分のコトバで語れるところまでいけば、その時点で自分の「アタマの引き出し」となるのです。

若手のビジネスパーソンが、先行きの不透明な移行期の世界を生き抜いていくうえで必要な思考法への入門書として推奨できる本です。


PS この書評は、レビュープラスさまからの献本をもとに執筆されました。





目 次

刊行に寄せて(大前研一)
はじめに(宇田左近)
  
第1章 準備運動-「思考逃避」のもたらす危機(宇田左近)
第2章 思考逃避がもたらす固定観念を打破する(宇田左近)
  
第3章 大局観を持つ-市場の未来を見通す思考力1(平野敦士カール)
第4章 ある程度予測できる未来を読む-市場の未来を見通す思考力2(平野敦士カール)
第5章 新しい未来を創り出す-市場の未来を見通す思考力3(平野敦士カール)
  
第6章 事業構造と顧客交点アプローチ-顧客の未来と未来の顧客を見通す思考力1(菅野誠二)
第7章 時間軸と顧客交点アプローチ-顧客の未来と未来の顧客を見通す思考力2(菅野誠二)
第8章 顧客個人の内面と外部交点アプローチ-顧客の未来と未来の顧客を見通す思考力3(菅野誠二)
  
第9章 未知の問題解決に挑戦するための集団IQ(宇田左近)
謝辞



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(2012年7月3日発売の拙著です)










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