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■原始キリスト教におけるイエスとその教団の活動を、精神疾患の「病気直し」集団のマーケティング活動と捉えることも可能■
そもそも「治癒神イエス」とは何か? イエスが「治癒神」とは何を意味しているのか?
この卓抜なネーミングで読者の心を掴んだ一般書が、再びオリジナルのタイトルに戻して文庫版として再登場した。
小学館の「創造選書」の一冊として初版がでたのは1981年、この間に何度か版を改めているが、すでにいまから30年前のことである。
「治癒神」(ちゆしん)と書くとわかりにくいが、ひらたくいってしまえば「病気直しの神様」のことだ。こう書くと、なんだか日本の新興宗教のようだが、本質的には同じことだといっていい。
もしかすると、キリスト教会内部では、イエスを「病気直しの新興宗教」と一緒にするとは何事か(!)という声があったのかもしれないが、キリスト教徒ではない私には何ともいえない。
いずれにせよ、イエスと使徒たちの教団もまた、最初は「新興宗教」だったことは、間違いのない事実なのである! 多国籍巨大企業も、始まりはすべてベンチャーだったのと同じことだ・・・
(つづきは http://e-satoken.blogspot.com/2010/12/2010-1981.html にて)