2010年10月13日水曜日
書評 『スミダ式国際経営-グローバル・マネジメントの先進事例-』(桐山秀樹、 幻冬舎メディアコンサルティング、2010)
■「知られざる日本のグローバル企業」の突出ぶりを描いたビジネス・ノンフィクション■
「知られざる日本のグローバル企業」についてのビジネス・ノンフィクションである。「巻き線コイル技術を活かす幅広い事業分野」でグローバル展開するB2B分野の部品メーカー、東証一部上場企業スミダコーポレーションとその二代目社長が主人公である。
マスコミに頻繁に登場する有名企業ではないが、グローバル企業としての突出ぶりは注目に値する。
この会社は、日本の部品メーカーとしては、いちはやく1971年には国際事業展開を開始し、現在では中国、台湾、メキシコ、ベトナム、ドイツ、オーストリア、ルーマニア、スロベニアに生産拠点をもつにいたっている。売上高700億円超のうち、ドル建て、ユーロ建てがそれぞれ40%、円建ては残りの20%だけという、日本の製造業のなかでは例外的な存在であるといってよい・・・
(このつづきは http://e-satoken.blogspot.com/2010/10/2010_13.html にて)