2010年10月19日火曜日
書評 『空港 25時間』(鎌田 慧、講談社文庫、2010 単行本初版 1996)
■業務マニュアルではなく、「現場」で働くナマの人間の声で語られた「仕事」=「人生」■
「空港」にかかわるさまざまな仕事を、社会派ルポライターの鎌田慧が聞き書きでまとめた一冊。
機長2人、パーサー2人、カウンター、貨物の搭載、機内クリーニング、整備士、運航管理者、航空管制官、税関の合計11人からの聞き書きが、本人の語りをうまく活かして収録されている。
最初から通して読み進めてゆくうちに、この人たちがいるからこそ、飛行機が安全に飛ぶという「当たり前のことが当たり前に」なっていることに、あらためて気がつかされるのである。テレビドラマには出てこない仕事にも十分に目配りしている・・・
(つづきは http://e-satoken.blogspot.com/2010/10/25-2010-1996.html にて)