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2012年1月27日金曜日

書評 『負けない自分になるための 32のリーダーの習慣』(澤穂希、幻冬舎、2011)-現場リーダーのためのプレイイング・マネージャー論として



現場リーダーのためのプレイイング・マネージャー論

「わたしの背中をみなさい」というワンフレーズにしびれた日本人は、男女を問わず少なくないのではないかと思います。

このセリフは、むかしはもっぱら渋めの男性が使うものでしたが、いまこのセリフがいまもっとも似合うのが本書の著者である澤穂希その人であることに意義を唱える人は多くないはずです。

そんな澤選手が、自らを語ったのがこの一冊。

執筆を依頼されて迷ったと本人が書いていますが、アドバイスを受けて背中を押された末に執筆を決意したのは、「チャンスはけっして逃さない」という生き方の反映でもあるでしょうし、「まったく別の世界の人と交友関係をもつ」「周りの環境を変えたかったら、まず自分が動く」という「習慣」の実践でもあるのでしょう。

この本を読むにあたっては、サッカーについてある程度までは知っていることが望ましいですが、そうでなくても現場リーダーのあり方について書かれた本として読むこともできます。

日本代表チームのキャプテンとは、企業社会のコトバをつかえば、現場リーダーのことです。プレイイング・マネージャーといってもいいですね。現役の選手であり、かつ選手のとりまとめ役でもあるキャプテン。

日本代表チームの監督であった佐々木監督による著書『なでしこ力(ぢから)-さあ、一緒に世界一になろう!-』(佐々木則夫、講談社、2011)は、ワールドカップ優秀前に出版されたものでしたが、佐々木監督を女性の多い職場を統括するジェネラル・マネージャー(GM)にたとえれば、澤選手は女性だけの職場の現場マネージャーです。そういう観点からこの二冊を読んでみるのも面白いですね。

タイトルのなかに数字を入れるのはビジネス書の定石ですし、本書にあげられた「32のリーダーの習慣」の32に特別な意味があるわけでもないでしょう。また文言だけ取り出したら平凡な響きしかもたないかもしれません。

しかし、それらのコトバが澤選手のこれまでの苦労や活躍のエピソードをまじえて語られるとき、がぜん輝き出すから不思議ですね。さすがに何かをやり遂げて結果を出すリーダーの発言は違うな、と。

ややビジネスよりの読みに終始してしまいましたが、もちろん、この本は人間・澤穂希の手記として読むのがまっとうな読み方でしょう。読者も澤選手にならって「有言実行!」といきたいものですね。






<初出情報>

■bk1書評「現場リーダーのためのプレイイング・マネージャー論として」投稿掲載(2012年1月25日)
■amazon書評「現場リーダーのためのプレイイング・マネージャー論として」投稿掲載(2012年1月26日)

*再録にあたって、字句の一部を修正しました。

目 次

第1章 夢を実現するための10の習慣
第2章 理想のリーダーになるための6つの習慣
第3章 仲間との絆を深めるための7つの習慣
第4章 自分らしくあるための9つの習慣

著者プロフィール    

澤穂希(さわ・ほまれ)
1978年、東京都府中市生まれ。INAC神戸レオネッサ所属。女子サッカー日本代表(なでしこジャパン)のキャプテン。12歳で女子のトップチーム、読売ベレーザ(当時)でデビュー。日本代表としてAマッチ出場数、ゴール数で歴代1位。2011年女子ワールドカップ・ドイツ大会では優勝に貢献、得点王とMVPを獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。




<ブログ内関連記事>

書評 『なでしこ力(ぢから)-さあ、一緒に世界一になろう!-』(佐々木則夫、講談社、2011)
・・女子サッカー日本代表チームの監督・佐々木則夫氏が、ワールドカップ優勝前に書いた本。「上から目線」でも「下から目線」でもない、「横から目線」の重要さについて説いている

「NHKスペシャル「なでしこ​ジャパン 世界一への道」 (2011年7月25日) を見ながら考えたこと

女子サッカー・ワールドカップで 「なでしこジャパン」 がついに世界一に!(2011年7月18日)

「サッカー日本代表チーム」を「プロジェクト・チーム」として考えてみる






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