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2012年1月25日水曜日

Captain of industry (キャプテン・オブ・インダストリー)、どんな業界であってもそうありたいもの!


わたしの母校である一橋大学は、もともと戦前には東京商科大学と称していましたが、そのミッションをむかしから "Captain of industry" というフレーズで表現してきました。

「国際的に通用する産業界のリーダーたり得る人材の育成」。これが創設以来、一橋大学がミッションとしてきたものです。

 "Captain of industry" は、19世紀英国の思想家トマス・カーライルがはじめて使ったらしいのですが、ひらたくいえば「産業界のキャプテン」ということになるでしょうか。

「産業革命」(Industrial Revolution)を生んだ英国らしい表現ですね。だとすれば、このキャプテンとは近代スポーツを生んだ英国らしく、スポーツチームのキャプテン(主将)か、あるいは世界最大の海洋国家であった大英帝国を象徴する船長のことだったのかもしれません。

いずれにせよ、産業界のトップリーダーのことを指した表現です。トップリーダーには当然のことながら、その立場にともなう責任や使命がある、という思いが "Captain of industry"という表現にこめられています。

この "Captain of industry" の対語が "Robber Baron" です。

 "Robber Baron" は、日本語でいえば「泥棒男爵」。寡占や、不公正な商習慣の追求によって莫大な私財を蓄えた実業家と銀行家を指した、19世紀米国の表現です。たとえば、 J.P.モルガン、アンドリュー・カーネギー、ジョン・D・ロックフェラーなどがそう呼ばれていました。

これらの人たちは、現在ではフィランソロピー(=慈善行為)をつうじて幅広く社会に貢献していますが、 富を蓄積している段階では、はげしく攻撃されていたわけです。

"Captain of industry" も、"Robber Baron" も、現在でもときどき使われる表現です。この二つの表現はなにがどう違うのか、よく理解しておきたいものです。

金儲けじたいは善でも悪でもありません。事業活動が、雇用創造や納税をつうじて社会に貢献していることは、"経営の神様" 松下幸之助翁もつよく強調していたことです。

しかし、それだけでは足りないものがないか? 何が足りないのか? これについて考えることも必要でしょう。松下幸之助翁も、もちろんそのことを考え続けていたわけですね。

要は、金儲けを最終目的とせず、カネはただしく社会に還元したいものです。

どんな産業や業界であれ、たとえ地域レベルの話であっても、そのトップを目指すのであれば、目指すべき方向が「産業界のキャプテン」か「泥棒男爵」のどちらであるか、言うまでもありませんね!



<関連サイト>

Captains of Industry ~知と業(わざ)のフロンティア~(一橋大学公式サイト)


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