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2012年9月12日水曜日

なぜ日本人現地派遣者の評価が現地で低いのか?-それは英語など語学以前の問題だ!



「日本人のアジア派遣者調査 現地の評価は、なぜ低い(前編)」という記事が、日経Tech-On に出ています。http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20120906/238295/ および http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20120906/238296/?ref=ML

「海外派遣者が現地人スタッフにどれだけ受け入れられているか。これが、現地法人の士気を高め、業績を高める重要な要素であることは言うまでもない」。

まったく異議ありません。

記事のなかには、中国人を対象に中国で実施した調査結果が紹介されています。引用してみます。

部課長クラスの日本人上司が同格の中国人上司の評価を統計的に有意に上回ったのは、「数字分析に強い」「専門知識が豊富である」など3項目だけだった。
逆に、中国人上司よりも評価が下回った設問は、20項目に上る。際立つのは、「意思決定が速い」「仕事の優先順位が明確である」など、業務遂行やリーダーシップに関わる項目での評価の低さである。
部下育成能力に関連する項目でも、「部下育成のためのチャンスを与えている」など多くの項目で 中国人上司の評価が高かった。

聞き捨てならない内容ではありませんか!?

拙著 『人生を変えるアタマの引き出しの増やし方』の副題にもあるように、「専門知識は豊富でもツマラナイやつに明日はない!」そのものですね!! 専門知識だけではビジネスパーソンとして成功とはいえません。

「専門知識は豊富でもツマラナイやつに明日はない!」。いや、「明日はない」どころか、ローカル社員のココロをつかんでいないということは「今日がない」ということ。これでは、現地のマネジメントがうまくいくはずがありません。

そもそも日本国内での組織風土や仕事のやり方に問題があるのではないでしょうか?「意思決定が速い」、「仕事の優先順位が明確である」など、英語などの語学以前の問題です。

日本国内で「マネジメント国際化」を徹底しないと日本企業は生き残れない。あらためてつよく思う次第です。

みなさまの会社ではいかがですか?


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書評 『インドネシア駐在3000日 (新版)』(坂井禧夫、連合出版、2012)-インドネシアといえばこの一冊。付録のインドネシア語のことわざ200も面白い




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