昨日(2011年12月8日)は、 【アタマの引き出し】のつくりかたワークショップ を東京・銀座で開催いたしました。
初対面での最初の3分が勝負だと、心理学ではよくいわれていますね。初対面では、自分のアタマをフル回転して「引き出し」を駆使し、いかに相手から話を「引き出す」かがカギになります。
世の中が複雑化し、趣味や価値観が多様化する現在、営業担当者もかつてのように、昨夜のナイター(・・プロ野球のことです)やゴルフの話題で、すべてが間に合うなんてことはありえません。どんな人とのあいだにも「共通点」を即座に発見し、「共感」するポイントを見つけるワザが必要とされるのです。
こういった「中身のある雑談」は、偶然の出会いが死命を決することすらある現代世界においては、営業担当者に限らず、必須のスキルやマインドセットといってもいいでしょう。
ワークショップというものは、参加者のみなさんと一体になってつくりあげる「ライブ公演」のようなもの。おかげさまで、参加した皆様にとっても、たいへん充実した「体験」になったのではないかと思います。
「アタマの引き出し」とは、通常は「引き出し」といっています。『大辞泉』によれば以下のように書かれています。
ひき‐だし【引(き)出し/▽抽き出し】
1. 引き出すこと。「預金の―」
2.(「抽斗」とも書く)机・たんすなどに取り付けて、抜き差しができるようにした箱。
3. 臨機応変に活用できる、隠れ持った多様な知識や豊かな経験のたとえ。「―が多く、どんな役でもこなせる俳優」
「アタマの引き出し」はいうまでもなく「3.」の意味のことですね。「2.」のタンスの引き出しが比喩的に私用されたものでしょう。
「アタマの引き出し」つくりは、エッセンスだけを抽出すると以下のようになるでしょうか?
●タグで自分のアタマのなかからタグり寄せる-「引き出し」 は 「想起」が命
●観察するクセをつける-インプット
●気になったら、すぐに検索して調べるクセをつける
●アウトプットすることで「想起」された記憶が再編集された記憶として定着
●違いよりも共通性に注目してアウトプットする
次回のワークショップは、来年の2012年3月に開催する予定です。またあらためてご案内させていただきます。その際はぜひ、参加をご検討ください。ワークショップはアタマで考えるものではなく、体感するものだからです。
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【アタマの引き出し】のつくりかたワークショップを開催いたします (2011年12月8日)
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