■修羅場を切り抜けるには、五感を研ぎ澄ませ!■
知識や情報をいくら詰め込んでも、修羅場は切り抜けられない。
目で見ていたのではダメだ。アタマで考えていたのではダメだ、
置かれている状況を客観視して、まずは全体像をつかむのだ。
五感を研ぎ澄ましてフワっと感じるのだ。
流れを感じよ!
野生動物の感覚で瞬時の判断力を磨くのだ。
五感を研ぎ澄ませ!
そのためには、場数を踏むことだ。
そして一瞬のひらめきが、修羅場を切り抜ける突破口になる。
「400勝無敗の男」ヒクソン・グレーシーとも友人関係にある「無敗の雀鬼」桜井章一の、壮絶な人生から絞り出された淡々としてコトバ。
具体的なエピソードはナマナマしいのに、著者の姿勢も筆致も妙に落ち着いているのはなぜか?
ここらへんに修羅場を切り抜けるヒントがありそうだ。自分すら突き放して見ることのできる視点と精神的な余裕だろうか。
ぜひ身読したい一冊だ。
<初出情報>
■bk1書評「修羅場を切り抜けるには、五感を研ぎ澄ませ!」投稿掲載(2011年4月29日)
■amazon書評「修羅場を切り抜けるには、五感を研ぎ澄ませ!」投稿掲載(2011年4月29日)
目 次
第1章 修羅場が私に与えてくれたもの
第2章 修羅場ではどう動くべきか?
第3章 修羅場を超えていく力
第4章 修羅場は人を強くする
第5章 修羅場の時代を生き抜け!
おわりに
著者プロフィール
桜井章一(さくらい。しょういち)
東京・下北沢に生まれる。大学時代に麻雀に触れ、のめりこむ。昭和30年代後半、裏プロの世界で勝負師として瞬く間に頭角を現す。以来20年間「代打ち」として超絶的な強さを誇り、「雀鬼」の異名をとる。その間、一度も負けなしの無敗伝説を作った。現役引退後、著者をモデルにした小説、劇画、映画などでその名を広く知られるようになる。麻雀を通して人間力を鍛えることを目的とする「雀鬼会」を主宰し、全国から集まった若者を指導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。
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・・姉妹編「「アタマの引き出し」は生きるチカラだ!」にアップしてあります
「地頭」(ぢあたま)について考える (1) 「地頭が良い」とはどういうことか?
「地頭」(ぢあたま)について考える (2) 「地頭の良さ」は勉強では鍛えられない
(2012年7月3日発売の拙著です)
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