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2011年10月6日木曜日

巨星墜つ-アップル社のスティーブ・ジョブズ会長が死去 享年56歳 (1955 - 2011)


 アップル社の会長スティーブ・ジョブズ氏が亡くなりました。1955年生まれの享年56歳。がんを患って闘病中とのことでしたが、あまりにも若い死が惜しまれます。

 アップル製品の愛用者ではない私にとっても、スティーブ・ジョブズの存在はきわて大きなものでした。まさに文字通りのビジョネア(Visionaire :ビジョンを示す人)でした。

 ビジョンのもつチカラを信じ、万難を排して実行しぬいた人でした。

 パーソナル・コンピュータ(PC)のマッキントッシュで大きな成功をおさめながら、自ら立ち上げた会社の取締役会から追放されるという大きな挫折を体験しながら、そしてまたよみがえったジョブズ氏の姿に、自分を投影してしまう人も少なくないことでしょう。

 起業、企業再建、そしてさらなる企業成長を実現した経営者としても、きわめて非凡で、まさに文字通りのカリスマであったことは言うまでもありません。

 おそらく自らの死期を悟っていたためでしょう、BCP(=企業の事業継続)の観点から、着々と経営の引き継ぎを行ったスゴさもまたつよく感じています。経営者としても、人間としてもじつに大きな存在でした。

 ご冥福を祈ります。合掌。 



<関連サイト>

アップル社(米国本社)の公式サイト

Steve Jobs Stanford Commencement Speech 2005 (スタンフォード大学での卒業祝辞スピーチ動画 英語・字幕なし)。
 スピーチの英語原文はスタンフォード大学オフィシャルサイトに掲載。
・・ジョブズ氏の死生観も語られている

1984 Apple's Macintosh Commercial
・・若い人たちにとっては、なんといっても iPhone や iPad、あるいは iPod だろうが、わたしの世代ではマッキントッシュのほうがはるかにインパクトが大きかった。『ブレードランナー』の監督リドリー・スコットによる CM がインパクトが大きかった。ジョージ・オーウェルが描いたディスユートピア『1984』を踏まえたもの。その思想は、ジョン・レノンのPower to the People(人々にチカラを)に端的に表現される。

1983 Apple Keynote-The "1984" Ad Introduction
・・上記の TV・CM を発表した際のジョブズのキーノート・スピーチ。若々しく自信に充ち満ちた姿。巨人ゴリアテを前にした少年ダビデのようなものだろか


<ブログ内関連記事>

カリスマが去ったあとの後継者はイノベーティブな組織風土を維持できるか?-アップル社のスティーブ・ジョブズが経営の第一線から引退




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